単軸振動試験装置
SINGLE AXIS VIBRATION TESTING MACHINE
SINGLE AXIS VIBRATION TESTING MACHINE
豊富なバリエーション
単軸振動装置の加振方向は一方向です。単軸振動試験装置は、最も一般的で長年幅広く使用されております。標準的な振動試験規格(輸送試験、耐久試験、性能評価試験等)は、単軸振動試験装置で十分に実施が可能です。
静圧空気軸受、べローレスエアーサスペンション*1を採用し、高波形精度と低クロストークを実現しクリーンで消耗部品を大幅に減らし耐久性にも優れたNタイプ(特許取得*2)や、静圧油圧軸受を採用し大許容偏心モーメントと低クロストークを実現し耐久性を大幅にアップさせたLタイプ、多種多様なお客様のご要望にお応えしております。
*1従来の負荷支持用ベローズ(空気ばね)の代わりに空気軸受の排圧を利用した機構
*2既に特許権の存続期間が終了
G-0シリーズは汎用性の高い装置であり、幅広いラインナップを取り揃えております。最大加振力は1kN(102kgf)から196kN(20000kgf)まで、軸受(可動部支持機構)は静圧空気軸受、静圧油圧軸受、機械ベアリングのいずれかとなり、用途・予算に応じた適切な装置を提供させて頂きます。オプションで水平方向の加振機能を付加することが可能です。
G-0シリーズは高周波数、高加速度対応で自動車部品や電気・電子部品等の様々な振動試験規格に対応しております。加えて様々なオプションを追加することでより一層使用の幅が広がります。
G-9シリーズは可動部が大きく頑丈で許容偏心モーメントも大きく大型重量物の振動試験に適した装置です。梱包物の輸送試験や自動車の大型部品等の振動試験に広く使用されています。大型垂直補助テーブルや水平振動台が追加されるケースでは振動発生機を電動で回転させるギアドモータと油圧シリンダによる垂直補助テーブルUP-DOWN機構の採用(オプション)で、より安全に比較的容易に振動方向の切換が可能です。
標準上限周波数は500Hz~1kHzですが、オプションで2kHz対応も可能。自動車部品や電気・電子部品試験にもご使用頂けます。
G-5シリーズは静圧空気軸受と軽量可動部構造により高衝撃加速度と大振幅を実現させ、低加速度から高加速度、短パルス幅から長パルス幅の幅広い衝撃試験を高い制御精度で行なうことが可能な装置です。 加えて、JEDECの規格ランダム試験Service A*1を含む幅広い振動試験とNEBS(Bellcore)GR-63-CORE規格の地震波再現試験*2にも対応しています。
*1 約140mmp-pの変位が必要で対応不可機種も有
*2 約260mmp-pの変位は必要で対応可能機種はG5-NS型のみ
任意の間隔で複数回の衝撃を発生させることが可能であり、バンプ試験機としてもご使用頂けます。
100mmp-pから260mmp-pの振幅をとることができ、地震波再現試験に対応しています。
G-3シリーズは地震関連の各種センサの性能検査を目的として開発されたモデルです。 最大変位(振幅)の値が大きく、様々な地震波の再現を可能としています。
G-4シリーズは、高周波に対応するセンサ類の性能検査を目的として開発されたモデルです。振動数は最高25kHz(G-4003型)、加速度は最大980m/s²(G-4130型)となっており、電気、自動車、航空分野の各種センサの校正、共振探査に対応しています。
G-2シリーズはAC100V電源で使用できるコンパクトサイズの装置です。冷却用ブロアも不要*で卓上でも設置することができるため手軽にご使用頂けます。*G-2050型を除く
振動検出器の校正、電子部分、プリント基板の規格試験、学校教育用途、構造解析等、小型の装置ながら様々な用途にご使用頂けます。
標準装備のサイン制御機能付電力増幅器をD-59シリーズ制御器と単体電力増幅器への変更も可能です。また振動発生機に垂直および水平テーブルを装備することも可能です。
プリロード(予荷重)をかけての試験が必要なサスペンション系自動車部品用の門柱機構付試験装置です。微異音試験も可能な水冷の静音タイプもご用意しております。